イトシサとセツナサと・・・・・

シャツはすでに背中までぐっしょりと濡れそぼっている。 髪の毛をつたって凝縮された水滴はこらえきれずに前髪からひたひたとしたたった。 しかし釣り人はそのことを気にも留めていないようだった。 一面の霧と雨に真っ白く取り囲まれ視界の阻まれた世界では、ましてや他人がそれに気づくわけもない。 そこあるのはただ釣り人…

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