カツオ乱舞からサワラヘ
ワールドカップの話題で持ち切りの今日この頃、先日はご近所の工場同士でバドミントン大会があり我らが○○電子も出場しなんと優勝をさらったそうです。
Mr.KIMなんかはサッカーの大ファンなもんで、こないだ見たら彼の瞳がサッカーボールになってました。今年はメキシコが絶対強いといってた。
えいよっ!!
シューーーーーーーーっ!ジャパン。
ヒュン、クルクル、ヒュン、クルクル、ヒュン、クルクルっっっ・・・
ガツーン!!
PE5号、8000番ハイギア、30cmミノー。
失礼しました。サンペイは洋上のワールドカップに出ていたのです。
ざっと見、尖った絶海孤島の沖磯付近に付けているボートは7、8隻、鳥山やナブラが見えたら勝負だ。
コホン、コホン、テステス。
えーっ、こちらは・・・・・。
えーっ、少し音声が、、、画像行ってますか~?
こちらは中国広東省、恵州方面である。港を出てから約1時間沖に出た。とんがりコーンの頭のような磯がにょきっと頭を出している。
そこらには水面下にも裾野のように複雑な磯が広がっており、周辺が絶好の回遊コースとなっているわけだ。当然回遊する青物はもちろん、根魚も豊富極まりない。
港を出て30分
港を出て45分
トンガリ頭が見えてからが遠い。大海原を一直線っていっても、車で高速を走るほどスピードは出せない。全長8、9M位のボートをチャーター、時速40kmMaxくらいか。
ついに来たぜ!!
到着するとすでに何隻かがポイントに陣取ってる。天気はべた凪である。
中国屈指の青物の名所となるこのポイントの代表的なターゲットは2つ。
カツオ と サワラ
とくに、サワラの密度は中国近海では特筆すべきものだったらしく、メートルを優に超える猛魚サワラをルアーで射止めるというセンセーショナルなスタイルが確立されたここには、それにハマった根強いファンが北京、上海、黒龍江省などからもリピーターとして集まってくる。このスタイルはおそらく2006年ころから主流となりだしたのではなかろうか。一般に高級魚とされる、ハタなんかの根魚を狙いたい、というと、そんなのはここでなくとも釣れるでしょ?といわれるらしい。
俺としては以前より最も行きたいポイントにランク付けされてたところで、およそ2年越しでかなった釣行だった。
俺はTOPでスマガツオが釣りたい。しかし、ここ何日かはナギが続いており、カツオが水面ではあまり見られていなく難しいのでは?とのこと。
カツオは群れでくるから、条件さえあえば短時間勝負で爆釣(40-50匹レベルで)、合わなければ0、という分かりやすいターゲットなのです。
こうなると、当然ターゲットはサワラへ変更される。
とは言ってもせっかくなのでカツオ狙いで何周か回ることにした。
ここでは、下の写真のような漁具を使ってカツオを釣るようだ。地元ならではの昔からの釣法に近いものだろう。
まず、ピンクの木の塊、そしてその後方にガラスでできた疑似餌をつけてボートで引っ張りトローリングをする。木の塊で泡と音を立ててカツオの注意を引き、疑似餌を食わせるということだろう。
結果:反応なし
ということでサワラ狙いへ。自然の主導権は圧倒的だ。切り替えは早く、だな。そして最優先されるのが釣り人の安全確保だ。
しかし、これだけの大船団が一個の磯に集中しており、無線などをあまり使わなくとも観察してれば他の船の状況が分かるくらいなのだが、さっぱり上がっていない。
少し雲が出てくれているのが助かるが基本カンカン照りのべた凪、条件の変化がないと魚は釣れない。よく言われる「嵐明けて大漁アリ」だ。
いろんな釣り人がいろんな手法を繰り出しながら釣っているのが見える。これで上がってないということはその時が来ていないということで、基本待つしかない。
なんか均衡していて両方ともなかなか得点が入らないときみたいだな。。。 あれっ、もしかしてそこにそもそも相手がいなかったりして?そんな一抹の不安はさて置き。
30cmのBIGミノーでキャスティング&トローリングでサワラ狙いと固まる。5Mくらいは潜りそうなミノー。
磯回りを遠巻きに回っていく、5,6周したあたりだったろうか。 再度加速しひっぱり初めると、ミノーのリップが水圧を受け始めたのが分かる、その後安定動作を繰り出したその瞬間だった。
待っていたかのようにサイドからネイマールが!間違えた、魚がヒット!PEがジーーーーーーーーッ!!と出る出る!ここで合せてはいけない!っが、合わせるモーションに入るのは今でも遅いくらいだ!っとムンズと合わせを入れる。遠くで魚がアンバレしている、100Mくらい出ていた道糸をポンピングで寄せてこなければならない。
無事に寄せた魚はやはり「サワラ」だ!!
船長がすかさずギャフを打ち込む! ギャフン!!
そして、ジャーーーーン!ゲッツ!!!
大体80-90cmくらいかな、縞模様の入ったなかなかきれいなサワラです。しかしサワラとしては赤ちゃんサイズ。
頭部が醜い状態になっているのは、船に上げたあと暴れるので船長がこん棒でバンバン頭を叩いて気絶させるため。
しかし、タックルが強力だからか「アヒイッ!」というほどの引きは感じなかった。1Mを優に超えるサワラか、やはり砲弾型のたっぷり太ったカツオを獲りたい・・・・・。
タッチっ、タッチ!、そこにタッチ♪デュルールルールルー・・・♪
というイメージで、明るくも張りつめた瞳でトローリングを続ける。
今回の相棒である東ガン市のQくんもトローリングで同サイズをゲット!
ここで地合いは終了の模様、各船とも引き上げでうちらも早めに引き揚げた。
次回来た時は、連続タッチが止まらず体力の限界に不安を感じるくらいの爆釣であって欲しいと願う。ジギングも想定しジグセットを一新して準備してきたが、あんまり使わなかったな。。。。
そして無事帰港。船長、Thanks!!
同じタイミングで帰港してたいくつかのチームの獲物を挨拶がてら見ると、5人チームでMAXでもサワラが4本か。。。。。しかしでかいのが釣れてる。。。
初回釣行とコンディションからみるとうちらもまあまあかな?
美味しいと評判の天日干し&船長ショット。手に持っている包丁で我らの獲物を処理してくれました。北京からのお客さんも数多く案内しているベテラン船頭の「阿京」、宣伝のため顔出しで!!
腹減った~。海沿いの街に戻り、
早速メチャローカル色出してるお食事処で獲物を飯のオカズに。
刺身がよかったんだが、船上で血抜きしてなかったからボツ。この辺じゃカツオのほうが刺身は得意でよくやるみたい。
珍しくサングラスと帽子だけは装着してたが、一気に黒くなってしまった。この日焼けどうしよう。
いや、もう7月なんだから、サンペイとしたら黒くなってるべきだよね。洋上カップにも出たんだから。
この記事へのコメント
かなり面白いんです!
今度はギーさんとみんなで行きましょう!